安いの無いですか?

安くて良い物件ないですか?

こういうお問い合わせとか質問って凄く多いです。
たぶん賃貸物件や売買物件を問わず不動産屋あるあるやと思います。

前にもブログで書いたかもしれませんけどこの『安い』や『良い』ってのは人それぞれ基準が違うんですよね。
人はそれぞれの基準で『アンカー』を打ってそれを基に『安い』や『良い』があるんですね。

例えば『絵画』、これを記事を書いている私自身は現在の所まったく知識も興味も無いため『アンカー』を打つ部分が非常に低いわけです。
その為にプロと呼ばれるある『良い』画家の絵が10,000円もすれば単純に『高い』から要らないんです。
その絵を描くために20時間かかっており且つその画材費や労力の事など考えずに『高い』と判断してしまいます。
時給換算で500円以下になってしまう絵画にも『高い』って判断するんですよね、仕事として行っている方に対して失礼な話です。

しかしその画家が描いたものであれば「最低50万円以上はするものだ」となっていれば絵画コレクターのアンカーは少なくとも50万円以上の位置にあるのでしょう。なのでもし20万円で売られていたとすれば『安すぎる、もしかしたら贋作ではないか?」と疑うレベルになるのでしょう。

コレクターから見れば「こんな安く買えるのに何で買わないんだ!」となるのでしょうが、私は相変わらず「絵に20万円はちょっと高いし…」のまんまです。なぜならそもそも絵画をコレクションとして欲しいと思っていないからです。

別の例えだと、ほとんどの方ってハンバーガーの価格基準のアンカーってマクドナルドになってませんか?
なので個人店を含むその他のハンバーガー専門店の価格って高額だと感じませんか?

もちろん入っている具材などで価格の差があるのは当然ですが、ハンバーガーってだけの括りでマクドナルドにアンカーを置いていると『高い』となるでしょう。でも松阪牛100%のパティを使ったハンバーガーが食べたいと思っている方でしたらアンカーもっと上ですよね。

お客さんと不動産業者で意思疎通が取れずにお互いに時間を無駄にするのは、お客さんの求めているものが分からないまま不動産業者が提案し迷走するからです。
逆もしかりでお客さんも単純に「安いの無いですか?」ではなく「〇〇は必要だけど△△は無くても良いので安いのは無いですか?」と言わないと希望に沿った物件は出ません。
不動産業者も聞くべきことは聞く、お客さんも言うべきことは言うをしっかり行えばお互いにメリットしかありません。